【問題編】の記事から、少し成果がでたので更新です。
解決にはこちらの論文を参考にしました。
『 乳幼児の「ぐずぐず」と感情のコントロール 』大河原美以
【要約】
子どもがグズるときにすべきこと(卒乳時期)
グズったときに母乳をあげるのではなく、子どもを抱く
子どもの気持ちを汲み取り、言葉を充ててやり、感情に名づけをする
名付けた感情は、負の感情であっても向き合わせ、親も一緒に受け入れる
【実践】
我が家の場合、まだ息子が9か月で断乳の時期ではないため、まるまる当てはまるわけではありませんでしたが、こんな行動が見られたので「グズると母乳をあげる」という行動をやめるように提案しました。
母乳をあげても自分で離して泣く
母親が視界に入ったり、気配を感じるとグズる
保育園に行ってない日は比較的おとなしい
グズりの大きな原因は、保育園の環境になれてないことであることは「3」からも明らかです。保育園に慣れてもらうためにも、母親との関係を、もっと息子にとって安心できるものにするために以下をしました。
グズっているときに母乳を飲ませない
グズっているときに妻が抱くのではなく、僕が抱き、ずっと妻の隣にいる
泣いているときに「さみしいね、不安だね」と感情に言葉を充てる
【結果】
保育園の日に、帰ってきてグズらなくなりました!
正直いうと、まだきょうを合わせて3日しか経っていませんし、保育園も1日行っただけなので、彼が慣れただけかもしれません。しかし、その直前までと比べると明らかに様子が違うので、成果ありだと思います。
【解説】
ちなみに、昨日(金曜)は園に行き、おととい(木曜)はお休みでした。
そして木曜にわりとみっちり過ごせたのがよかったのかもしれません。
では、それぞれの解説です。
グズっているときに母乳を飲ませない
これは、【要約】にもあった通り、妻の顔、ついでに僕の顔をみて安心してもらうためです。妻の顔を見て安心してもらえればいいですが、それだと彼女に負担がかかりすぎますよね。僕の顔を見ても同じように安心する回路ができるように、なるべく自分の顔もみせるようにしました。
グズっているときに妻が抱くのではなく、僕が抱き、ずっと妻の隣にいる
「1」の応用です。抱かれているときって、結構顔が見えませんよね。だから僕がいるときは僕が抱きました。お母さんもやることがたくさんありますから、掃除や料理をしている間、僕が抱きながら隣に立って、ずっと妻が見えるようにしていました。
泣いているときに「さみしいね、不安だね」と感情に言葉を充てる
これの効果が今回は一番計れません。上二つに比べると、今現在得られる効果は少ないでしょう。
しかし、自分の内側から湧いてくる感情が何であるかを受け止め、それが受容された経験があれば、人は必ず安心できます。これは大人になっても重要なことです。
なので、少し早いかと思いますが、積極的に「言葉充て」をしています。
詩人の吉野弘が「奈々子に」で言うように、我が子には、自分を愛する心をあげたいものです。
奈々子に 吉野弘
(最後の段を抜粋)
お前にあげたいものは 香りのよい健康と かちとるにむづかしく はぐくむにむづかしい 自分を愛する心だ
たぶんこれに載ってます
二人が睦まじくいるためには 吉野弘
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